THE ORAL CIGARETTES 7th Single
トナリアウ/ONE'S AGAIN
オフィシャルインタビュー

Text by 三宅正一

人に期待して一喜一憂するのってすごく儚いことやなって。それやったら、自分で動いたほうがプラスαの感謝も感じられるし、自分にとっても相手にとってもいいんやなって思った。

  • ——3曲とも個別の色が際立っていて、『UNOFFICIAL』後の一発目のシングルにふさわしい内容だなと。曲自体はいつごろ作ってたんですか?
  • 山中拓也「ONE’S AGAIN」のイントロから出てくるサビのメロディとみんなで歌うコーラス部分は、けっこう前にできていて。メンバーにも「こういう曲をやりたい」と話していたんですね。それが去年の秋冬かな? この曲は絶対にカタチにしたいと思っていたけど、一旦置いていたんです。「トナリアウ」はTVアニメ『サクラダリセット』のエンディングテーマのオファーをいただいた去年の12月から1ヶ月くらいでバーッと作りましたね。
  • ——「トナリアウ」は集中して一気に作ったと。
  • 山中かなり集中しました。でも、それまでに溜まっていた素材をパズルのように組み合わせて曲を作ったんですね。サウンド的には『UNOFFICIAL』の延長線上のテンションで作れたんですよ。そういう意味でも『UNOFFICIAL』の次にリリースする曲としてふさわしい仕上がりになっていると思います。
  • ——「トナリアウ」は90年代前半に日本で純粋培養されたロックサウンド、それこそ“J-ROCK”と呼ばれるサウンドの源流を感じるんですよね。メロディは歌謡曲然としたムードもある。でも、それをあくまで懐古主義ではなく今のオーラル色に染めていて。
  • 山中うん、そうですね。やっぱり自分の根本にあるルーツとして両親が聴いていた歌謡曲があると思うし、まさに日本独自のポップスを、オーラル流のJ-ROCKとして昇華している曲だと思います。ずっと思ってることは、もっと歌が生きる時代が早くくればいいのにということで。それを僕らは『UNOFFICIAL』で体現できた気がするんですね。あのアルバムでしっかりリスナーの反応を得られたことが一つの自信になったし、次のシングルでも同じように攻めたいと思ったんですよね。歌詞は『サクラダリセット』の原作を何度も読んで自分のなかに深く浸透させたうえで書きました。『サクラダリセット』のストーリー自体がかなり人間の心を描いているので、深く共感できる部分が多かったのもよかったです。
  • 拓也

全文を読む【FC会員限定】

© MASH A&R All rights reserved.