5th Album
SUCK MY WORLDオフィシャルインタビュー
―音楽としての聴きどころについても、そもそものコンセプトとしても、話を伺いたいポイントがたくさんある作品だなと感じて。敢えて最初に、『SUCK MY WORLD』というタイトルはどういう想いからつけられたのかを聞いてもいいですか。
山中拓也(Vo&Gt)まず今回のテーマが、「すべてを根本に戻す」っていうことだったんです。だからこそTHE ORAL CIGARETTESとはなんや?っていう根本の部分を考たんですよ。たとえば今までは「タバコって言っても世間的にはいいイメージがないんじゃないか」みたいな考えもあったんですけど、そういう「これはよくないんじゃないか」っていう発想自体が自分たちの表現の幅を狭めてきた気がしたんですね。だから「CIGARETTES」に限らず、いろんなしがらみを取っ払って、これまで避けてきたことも自由に音楽にして、一番本来的で自由な自分たちになることがテーマになっていって。自分たちの世界観を吸ってもらうことで中毒性を生んでいこうっていう発想から始まったバンドとして、改めて自分たちが今表現したいことを目一杯詰め込んで、それを吸ってもらうようなアルバムにしたいなと。それが『SUCK MY WORLD』というタイトルになりましたね。